ツアーでも人気！オランダの風俗 アムステルダムの飾り窓
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飾り窓文化とアムステルダムの街並
オランダの風俗を語る上で、まず欠かせないのが飾り窓という文化です。オランダやその一帯独自の形態であり、オランダで風俗を楽しむ＝飾り窓といって過言ではありません。そんな飾り窓は、そのままオランダアムステルダムの「飾り窓地区（レッド・ライト・ディストリクトエリア）」という場所に密集しています。国の首都に位置しているため、日本からの旅行者としても訪れやすく、便利です。 アムステルダムは、基礎自治体域約220キロ平米、市街地約1,000キロ平米、都市圏約1800キロ平米からなるオランダ最大の都市です。人口約82万人、都市圏人口となると約229万人にも上る賑わい溢れる街です。市中心部には、世界遺産にも登録されている運河が多数流れており、アムステルダムらしさを作る重要な要素となっています。そのことから、住民の生活域も運河と隣接しており、身近な風景として親しまれています。海抜２メートルという、土地の低さ、平坦さもその印象を大きく手伝っています。急速な都市化
近年のアムステルダムにおける風潮としては、急速な都市化が挙げられます。近代的な建物群や、縦横に張り巡らされたハイテクな地下鉄などはその代表例です。ですが、だからといって近代化のみに注力されている訳でもありません。歴史的建造物が多数残されていたり、市面積の約12％をも占める公園や自然保護区などにより、昔ながらの風景や自然も損なわれていません。さらに、市民の大多数が自転車を好んで利用するため、アナログな雰囲気も割と感じられます。
景観としては、独特の放射状が目に付きます。多数の運河から豊かな水が流れ込むアイ湾に面したアムステルダム中央駅を基に、広がっていく形で街並が構成されているためです。オランダの風景を思い浮かべる際、マップや観光資料などで目にできるそうした放射状の街を思い浮かべる人は少なくないことでしょう。
アムステルダムの観光地
（アムステルダム国立美術館）
オランダの観光地は、やはり歴史的なスポットが多く人気を博しています。アムステルダム国立美術館やゴッホ美術館、アンネ・フランクの家、レンブラントの家、オランダ東インド会社跡などといえば、オランダに行ったことのない日本の人でも耳にしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
そしてもう一箇所、忘れてはならない観光スポットがあります。それこそが飾り窓です。
風俗スポットであるにもかかわらす、なぜ国を代表する見どころに挙げることができるのか、少し不思議に感じられるかもしれませんが、実は名所の一つとして数えられています。赤い照明で彩られた窓の景色は、国を代表する景観ですらあるのです。
なぜなら、飾り窓は国指定の正規認可を受けた合法売春エリアだからです。海外風俗といえば、治安や合法性の不安が真っ先に思い浮かぶ人も少なくないかと思われますが、その点アムステルダムの飾り窓は安心です。
引用：Inside Amsterdam's Red Light District Tour（YOUTUBE）飾り窓の参考動画
飾り窓は遊郭に近い?
前述の通り、オランダ風俗の形式は飾り窓です。 もちろんそういっても、一般的なお店のショーウインドウや陳列窓とは異なります。オランダのほか、ドイツやベルギーでも同様の風俗が見られます。
イメージとしては、かつて日本で賑わいを見せていた、遊郭に近いものがあります。
遊郭は、格子越しに華やかな姿をした遊女を吟味し、気に入った相手と関係を楽しむ文化でした。
飾り窓では、その格子が窓となっている形です。
赤やピンク、紫といった艶かしいライトで照らされた窓の奥で、セクシー衣装に身を包んだ女性たちが誘惑してきます。
そしてその中からお気に入りの相手を選び、交渉ののち行為に興じるといった流れです。
一人暮らしの女の子が暮らす部屋のような空間で
嬉しい特長としては、料金の安さが挙げられるでしょう。日本だとソープの場合、高級店ともなれば、50,000～100,000円ですが、オランダアムステルダムの飾り窓であれば、30ユーロ程度（約4,200円）、ボディタッチやフェラといった前戯込みのセックスでも50ユーロ～（約7,000円）と、日本人からすれば破格といっても過言ではない良心設定です。 実際のプレイ場所については、もちろんそのまま窓際でといった形でもありません。ちゃんと用意されたプレイルームへと移動して、落ち着いて楽しみます。ただプレイ時間としては、そこまで長くないようです。プレイルームは、ラブホテルのような部屋ではなく、一人暮らしの女の子が暮らす部屋のような、割と生活感感じられる空間となっています。普通の女の子のお家にお邪魔して楽しんでいるような気分すら、味わえるかもしれません。 また嬉しいのが、衛生面における安心感です。女の子の働き方としては、日本と同じく個人事業主としてのそれぞれにおける営業形態です。ですが、前述の通り国が合法化し管理していることもあり、衛生検査も徹底されています。定期的に性病感染の心配がないか確認されているので、日本と同等、さらにはそれ以上ともいえる安心感すら感じられます。オランダの風俗 飾り窓は観光ツアーが人気を博している
飾り窓の歴史は深く、またそれはオランダの伝統文化の一つにすら位置づけられているといっても過言ではありません。 大きな理由として、その文化を伝えるために作られたSEXミュージアムが挙げられます。 公には何かと伏せられがちな性文化ですが、オランダでは観光客に誇れる側面として大々的に紹介されているのです。 また、飾り窓地区をメインコースとした、観光ツアープランが人気を博している面もその一つに挙げられます。 歴史探訪の一つとして、オランダならではの楽しみに興じてみてはいかがでしょう。 参考；Red Light District: Amsterdam's Famous Tourist Attraction with Mariska Majoor（youtube）最後に…アムステルダムの飾り窓はいずれなくなる？
さて、ここまでオランダの飾り窓におけるさまざまな魅力をご紹介してきましたが、残念ながら、将来的に楽しめなくなる可能性もあるようです。 理由は、合法化された売春文化である裏で、人身売買の温床にもなっているためだそうです。 政府が「飾り窓を廃止はしないが減らす」という名目のもと、減少化運動である「プロジェクト2012」を展開しています。 これにより、実際かつて最盛期に500あった窓のうち、115はすでに閉鎖追い込まれたそうです。 廃止後は、窓形状をそのままに、ギャラリーやブティックとして活用されています。 いずれは、完全廃止もされるのではといった予想もたてられています。困るのは、男性だけでなく働く女性も
みんな人身売買は反対です。ですが、飾り窓がなくなって困るのは、利用男性だけでなく働く女性も一緒です。 そのため、2015年４月には売春婦と支持団体による、大規模な抗議デモも巻き起こっています。こうした活動が実れば、もしかすると完全廃止の流れは、遅らされたり撤回に繋がる可能性も期待できます。 参考：Amsterdam prostitutes protest closure of 'window' brothels 参考：国際ニュース：AFPBB News 売春婦らがアムステルダムの「飾り窓」閉鎖に抗議 いずれにおいても、減少傾向にあるのが実際のところです。 魅力満載のアムステルダムにおける飾り窓遊び、興味のある人はぜひ訪れられてみてはいかがでしょうか。
