オナニーで血圧は上がる?自慰による血圧上昇の危険性と対策も紹介
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オナニーは血圧が上昇する!心拍出量やアドレナリンが関係
血圧とは、読んで字の如く血管の圧力を測定するもの。心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返しているため、血管も同じように心拍にあわせて伸びたり縮んだりしています。心臓から血液が送り出される時の血圧が「収縮期血圧」、心臓が血液を吸い込む時の血圧が「拡張期血圧」です。
正常な血圧の範囲は、収縮期血圧が135未満、拡張期血圧が85未満と言われています。これを超えている場合は、高血圧のリスクが有ると考えましょう。
健康な血管壁はゴムホースのように弾力があり、少々の圧力がかかっても破裂したりしません。しかし血管壁にコレステロールがたまったり、血糖値が上がって血液がドロドロになったりすると、血管壁の弾力がなくなり、血の通り道が狭いため血圧が上がります。
高血圧になると頭痛が起きやすくなったり勃起しにくくなったりとデメリットはありますが、最大の問題は心筋梗塞や脳梗塞など血管が破裂する致命的なリスク。そしてオナニーのやりすぎは、この高血圧のリスクを高めるのです。その理由を見ていきましょう。
オナニー中は「心拍出量」が多くなるため血圧があがる
オナニーをして興奮すると、ペニスを勃起させるため心臓からの血液拍出量が増えます。血液が力強く送り出されると、その分だけ血管にも圧力がかかるので血圧が上がるんですね。 これはオナニーだけでなくセックスでも同じで、高齢者の場合セックスの途中で血管が破裂して女性のお腹の上で死んでしまう「腹上死」も度々起こります。興奮する分泌されるアドレナリンが血圧を上昇させる
オナニーで興奮しているときは、興奮ホルモンであるアドレナリンが大量に分泌されています。アドレナリンは血管を収縮させて血圧を高める働きがあり、これも高血圧リスクのひとつ。 アドレナリンの仲間であるノルアドレナリンは、交感神経を活発にして身体を活動的にします。射精の瞬間には交感神経の働きが極限まで高まるため、最も血圧が高くなる瞬間といってもいいでしょう。善玉コレステロールが減少する
オナニーで射精をすると、血液中の善玉コレステロールが減少するとの報告があります。善玉コレステロールは悪玉コレステロールを回収して血管を綺麗にしてくれるので、この善玉コレステロールが減少すると動脈硬化のリスクが高まりますね。 善玉コレステロールと悪玉コレステロールは様々な要因によって増減しますが、オナニーで善玉コレステロールが減るのなら注意はした方が良さそうです。【注意!】血圧が上がりやすいオナニーのやり方
オナニーで血圧が上がるといっても、即危険な訳ではありません。ほとんどの人は健康にオナニーライフを楽しんでいますが、一部のやり方だと必要以上に血圧が上がってしまう場合があります。そんな危険なオナニー方を見ていきましょう。
しゃがみ込んでのオナニーは血圧を上げるホルモンが分泌される
しゃがみ込む姿勢になると、股関節が大きく屈曲して鼠径部の動脈が圧迫されます。股関節の周りには太ももの大腿四頭筋やお尻の大殿筋など大きな筋肉があるため、この筋肉が収縮する事で周りの血管が強く圧迫されて血圧が上がるんですね。 さらにオナニー中はペニスに血液が集中しますから、股関節周りの血圧が上がるのはハイリスク。オナニー中はベッドで足を伸ばしたり椅子に浅く座るなどで、股関節周りをリラックスさせておきましょう。お風呂オナニーは血液がドロドロになり血管が詰まり易くなる
後片付けなどを考えてお風呂でオナニーする方も多いですが、特に身体が暖まっているときは要注意です。入浴によって大量に汗をかくと、体内の水分量が減って血液が濃くなり、ドロドロになります。 ドロドロになった血液が血管に流れ込むと、血圧が急激に上がるのでハイリスク。さらに体温が高まりすぎてのぼせたりする危険もあるので、お風呂オナニーは要注意です。飲酒後のオナニー
アルコールは毛細血管を収縮させ、血圧を上げる作用があります。お酒をたっぷり飲んで気持ちよくなった後は、オナニーしすぎると血圧が上がりすぎるリスクが有るため控えましょう。 さらにアルコールの分解には大量の水が必要なため、身体が水分不足になって血液がドロドロになる作用もあります。オナニーとお酒は、別の機会にそれぞれ楽しみたいですね。 ●関連記事:飲酒してするオナニーが気持ちよくない理由5つ|脳が鈍り性的興奮・刺激が伝わりにくい動作の激しすぎるオナニー
血圧は激しい運動によって上がるため、オナニーでも動作が激しいとかなりのハイリスクです。普通の手でしごくオナニーならそこまで心配ないですが、床オナニーで激しく動きすぎたり、大きめのオナホを使っている時などは要注意ですね。 激しいオナニーは膣内射精障害になる場合もあるので、冷静になってゆっくりまったり楽しんでください。 ●関連記事:床オナニーの危険性とは|膣内射精障害に陥る理由やセックスでイクためのリハビリ方法オナニーで血圧を上がったと感じた時の対処法
オナニーで血圧が上がってしまっても、よっぽど高血圧の方以外はすぐにリスクはありません。オナニー中に「ヤバい」と感じた時の、簡単な対処法とNG行動を見ていきましょう。
オナニーをすぐに止めてしばらく安静にしておく
オナニー中に心臓がバクバクしたり、強い頭痛が出てきたときなどは血圧上昇のサインです。こういうときは一旦オナニーをやめ、しばらく安静にしていればすぐに治りますよ。身体に異常があるときは大抵勃起もしずらいので、自然とムラムラも収まるはずです。 楽しいオナニーライフは健康あってこそなので、健康を犠牲にしてまで快感に突き進む価値は無いとおぼえておきましょう!【絶対NG】オナニー後すぐにおしっこすると血圧が下がり失神する可能性も
オナニーして射精した後、すぐにおしっこをしてはいけません。射精直後は交感神経から副交感神経に急激に切り替わっており、これによって性欲がしぼんで賢者タイムになるんですね。 一方でおしっこをするのも副交感神経が優位になる行為ですので、射精直後におしっこをすると副交感神経が高まりすぎて失神する可能性があります。副交感神経はリラックスを司りますから、リラックスしすぎて気を失ってしまうんですね。 ちなみにオナニーと射精を繰り返しすぎると、副交感神経が高まりすぎて脳のコントロールがおかしくなり、最悪そのまま命も終わってしまう場合があります。これは「テクノブレイク」と呼ばれる都市伝説ですが、実際には様々な原因でオナニー死は起こり得るのです。オナニーするなら生活習慣など日常から高血圧を予防しよう!
オナニーで血圧が上がる理由を解説してきましたが、実際にはほとんどの人にはリスクはありません。既に血管が固くなっている人にオナニーのリスクがあるのであって、血管も健康な人ならむしろオナニーで血圧が上がるのは血管を鍛えるために有用です。
このため普段から高血圧を予防する生活習慣が大事なので、そのために今日から出来るポイントを見ていきましょう。




