オナニーで白濁した愛液が出る理由|性感染症・おりものが混ざっている可能性あり

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性や身体の悩み PR

オナニーをしたとき、愛液の色が変わると不安になる女性は多いと思います。「いつもは無色透明だったのに、今日は白濁色になっている」そんな変化を前にして、病気を疑う女性も多いでしょう。 そこで今回は、オナニー中に出る白濁色の愛液について説明します。果たして病気の兆候なのか?それとも普通のことなのか?愛液と色の関係が気になる女性は、ぜひ読んでください。知っておいて損のない情報ですよ。
  ■この記事を書いている人  

中学生の頃にオナニーを始めて、ずっと健康との関係を気にし続けていました。そして、オナニーが体に与える影響を調べ続けています。風俗部では、私が知ったオナニーと健康の関係について紹介しましょう。ちなみに健康の不安を解消するには病院に行くのが一番です。記事を読んで、少しでも自分の状態が気になったら、自分で判断せず専門医に相談してください。

記事の全体を10秒で読む【こちらをクリック】 ■オナニーで白濁した愛液が出る原因には「おりもの」が関係している ・愛液とは? ・おりものとは? ■オナニーで白濁した愛液が出る理由4つ ・個人差にもよるが愛液が白濁した人もいる ・月経前後や排卵日の白濁としたクリーム状のおりものが混ざっている ・性感染症にかかったおりものが混ざっている ・たんぱく質が含まれる愛液が空気と混ざって白く変色している ■愛液が白濁していたら性感染症を疑おう ・①膣トリコモナス ・②外陰(膣)カンジダ ・③性器クラミジア感染症 ■オナニーのとき白濁色の愛液が気になったら病院に行こう

オナニーで白濁した愛液が出る原因には「おりもの」が関係している

オナニーのときに出る愛液が白濁色に見えるのは、おりものが関係しているケースが多いです。そう言われると「愛液とおりものは、同じものでないの?」と思う女性もいるかもしれません。誤解です。実は、愛液とおりものは違うものです。まず、どう違うのかを説明しましょう。

愛液とは?

愛液とは、一般的に膣液と呼ばれるものです。俗にラブジュースとも言われます。
愛液は、女性の膣から出てくるとろとろとした粘性のある液体をいいます。主に性的快感や物理的な刺激を受けた時に分泌される液体です。別名で「ラブジュース」や「膣液」と呼ばれることもあります。 引用:ラブコスメ
おおむねセックスやオナニーなど、性的快感を得たときに出ます。また、物理的に膣周辺に刺激を受けたときなどにも出ます。 エロ漫画などで男に攻撃されて愛液を出すシーンがありますよね?たいてい「口では痛がっているくせに、体は感じているじゃないか」なんてセリフが入るシーンです。 しかしながら、これは単純に物理的刺激を受けたために出ているケースがほとんどです。現実に暴力を働いて、そんなセリフを言う男性がいたら、誤解を正した方が良いですね。 愛液と呼ばれる液体を構成するのは、膣液がほとんどです。その他スキーン腺液や膣内分泌物、子宮頸管粘液、汗が含まれています。 なぜ愛液が出るかというと、簡単に言えば妊娠しやすくするためです。愛液が多ければペニスが膣内部に入りやすくなりますし、膣内のアルカリ性具合が高まり精子が子宮に達しやすくなります。 通常、膣内は細菌などから内部を守るために酸性に偏っているため、アルカリ性に染める愛液は、重要な役割を担っているのです。

おりものとは?

おりものは、セックスやオナニーをしなくても出る、少しドロッとした液です。
おりものは性的な興奮などと関係なく女性器から分泌される物質の集まりのことです。おりものには妊娠しやすくする役割もありますが、主には女性器の中に細菌が入らないようにする役割を担っています。 引用:ラブコスメ
おりものも愛液と同じく妊娠しやすくする役割があります。ただ、おりものの主要な役割は他にあります。 おりものには免疫細胞が含まれていて、雑菌の侵入や繁殖を防ぐ機能があるのです。つまりおりものは、膣内を清潔に保つものといえます。 なおおりものの分泌は、代謝や炎症、物理的な刺激で発生します。生理によって発生する出血をおりものと言う人も見られますが、おりものではありません。この点は区別しましょう。

オナニーで白濁した愛液が出る理由4つ

愛液とおりものの説明をしたところで、オナニーによって白濁色の愛液が出る理由を説明しましょう。白濁色の愛液が出る要因は、大きく分ければ2つあります。 1つは、気に留めなくて良い自然な要因。もう1つは、病院に一度相談した方が良い異常な要因です。多くの場合は前者ですが、稀に後者の可能性もあります。 記事の説明を読んで、少しでも後者の可能性を感じたら、迷わず病院に行ってください。自己判断で「大丈夫」と思わないようにしましょう。

①個人差にもよるが愛液が白濁した人もいる

まず気に留めなくて良い要因です。実は愛液の色は、個人差があります。つまり、何ら異常がなくても、自然に白濁色の愛液が出る女性も存在します。
性的興奮により増量する膣分泌物を一般的に愛液とよんでいますが、その性状は透き通った透明のものから、白濁したものまで個人差があります。 引用:医療法人社団正寿会秋山記念病院
さすがに奇妙奇天烈な色は警戒が必要です。一方で、透明〜白濁色くらいの変化であれば、人によって当たり前に生じます。だから気にする必要はおおむねありません。 もしも膣口周辺にかゆみがある。直近で不衛生なセックスをした。そういった事情があった場合は、病院に一度相談しましょう。

②月経前後や排卵日の白濁としたクリーム状のおりものが混ざっている

愛液におりものが混ざって出るときがあります。このときも若干ながら白濁色になるので、気に留めなくて大丈夫です。
おりものは女性ホルモンの周期により、量や症状が変化します。(中略) 排卵後 徐々に量が減り、粘り気も消え、白っぽいおりものになります。 引用:瀬戸山産婦人科
とくに月経による排卵後であると、白っぽいおりものが出やすくなります。そのため排卵後のオナニーでは、愛液に白濁色のおりものが含まれ、色が普段と違って感じられる場合があるでしょう。 このケースでも、通常病院に頼る緊急性はありません。やはり他に何らかの異常などがなければ、様子を見ても良いでしょう。ただし、気になるようであれば、病院に相談するに越したことはありません。

③性感染症にかかったおりものが混ざっている

オナニー時に色が違う愛液が出た場合、注意しなければならないのは性感染症に感染している場合です。
正常なおりものは透明、白色、淡い黄色であることが多いです。濃い黄色の場合は脱水、過去の出血、細菌感染の可能性があります。 引用:瀬戸山産婦人科
通常、愛液やおりものは無色〜白色です。たとえばこれが、黄色がかった白濁色の場合。このときは注意が必要でしょう。 脱水などの不調や過去の出血による影響もありますが、何らかの細菌に感染している可能性もあります。そのため、白濁色の愛液に黄色みを感じたならば、ただちに病院に相談しましょう。

④たんぱく質が含まれる愛液が空気と混ざって白く変色している

愛液におりものがまざった場合、おりもの中のタンパク質が空気に反応して白濁色に見えることがあります。可能性としてはかなり低いので、この理由はあまり気にしなくてかまいません。 タンパク質には気抱性があり、空気を取り込むことで白色に見えるようになる性質があります。イメージは、メレンゲなどを作るとき。 卵に含まれるタンパク質が空気を抱き込み、白色に見える現象です。それと似たような反応が愛液に生じるケースがないわけではありません。 ただ可能性としてはゼロに近いと思ってください。そのためこの点については、通常意識する必要はありません。また、有害性もないです。

愛液が白濁していたら性感染症を疑おう

先ほど、細菌感染によって愛液が白濁色になる可能性を説明しました。では、実際にどのような感染症の可能性があるのかを説明します。
性病名症状
膣トリコモナス外陰部(膣口周辺)にかゆみが発生する
外陰(膣)カンジダ外陰部にかゆみが発生する
性器クラミジア感染症腹痛や下痢、発熱症状が出る
可能性として考えられる性感染症は、上記表にある通りです。性感染症は他にもありますが、今回のケースでとくに注意したいのは「膣トリコモナス」「外陰(膣)カンジダ」「性器クラミジア感染症」の3つです。ここからは、これらの感染症が、どのようなものなのか説明しましょう。

①膣トリコモナス

悪臭が酷いと言われる性感染症です。
トリコモナスの感染源は主に性行為ですがそれだけではなく、タオルやトイレなど身近なものも感染源になります。また強い悪臭をともなうことから性行為において特に嫌悪されている性感染症(STD)の1つです。 引用:予防会
性行為のほか、不衛生なタオルやトイレの汚水などによっても感染します。感染した場合、黄色みがかったおりものや愛液が確認できます。 泡が混じりやすく、臭いがきついので、素人目にも「おかしい」と思えるでしょう。感染後、発症するまで10日〜半年程度かかると言われています。 男性と女性で症状に違いが出る点が特徴的。女性だと主におりものに以下のような症状が出ます。 ・強い悪臭 ・あわ ・黄緑色化 ・排尿時やセックス時の痛み また、おりものの量が多くなるのも特徴といえるでしょう。異常を確認しやすいため、上記のような症状が出たら、絶対に病院に行くようにしましょう。

②外陰(膣)カンジダ

膣口周辺にカビが増殖する感染症です。
外陰カンジダ症とは、カンジダ菌という真菌(カビの仲間)が外陰部で異常に増殖することで起こります。具体的には、主に外陰部のかゆみといった症状を引き起こします。カンジダ菌が腟で繁殖した場合には、腟カンジダ症と呼ばれます。 引用:医療法人玲聖会貴子ウィメンズクリニック
カンジダは、性行為をしなくても発症することで知られます。おりものが緑がかったり、膣から白いカスがボロボロ出たりするので、素人目にも分かりやすいですね。 通常、膣内は常在菌や免疫細胞により健康に保たれています。しかし過労や睡眠不足、ストレスなどによって、そういった菌・細胞のバランスが崩れるときがあります。 そういったとき、カンジダが繁殖するんですね。カンジダが発症すると、先ほど伝えた通り、おりものや皮膚に異常が現れます。皮膚が弱くなるので、膣周辺から出血しやすくなるのも特徴。 病院での治療が必要になるため、おかしいと感じたらただちに産婦人科に相談してください。カンジダもセックスの際などに痛みを感じやすくなるので、感覚的にも分かりやすいと思います。

③性器クラミジア感染症

日本で最も多い性感染症と言われています。
わが国で最も多い性感染症(STD)である。感染症法では淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジ ローマとともに、5類感染症として性感染症定点からの報告が 義務付けられている。 引用:国立感染症研究所
感染が確認された場合、病院から国への報告が義務づけられている感染症です。それだけ警戒されている危険な性感染症といえます。 主に性行為で感染する性感染症であり、フェラチオなどでも感染する油断ならない感染症です。発症した場合、女性だと子宮頸管炎や不妊などを起こします。 ただ自覚症状が乏しく、気付かないままの女性も少なくありません。気付きにくい割には、重大な症状をもたらすため、セックス後の定期的な検査が必要といえます。 性器クラミジア感染症に感染している場合、おりものは白濁色〜黄色に近い色で出ます。色だけでおかしいと判断するのは、素人目に難しいかもしれません。 ただ、完全な液状というよりは膿状になります。そのため愛液やおりものの状態から異常を見つけられる可能性は低くありません。重大な感染症なので、おかしいと感じたらすぐに病院に相談する必要があります。

オナニーのとき白濁色の愛液が気になったら病院に行こう

愛液やおりものは、健康のバロメーターになってくれます。もしもオナニーをしていて、色や状態に異変を感じたらすぐに病院に相談しましょう。 ただ記事中で説明した通り、白濁色だからといって異常なわけではありません。性感染症に感染している場合、白濁色でない色になったり、状態が変化したりします。 ぜひこの記事を何度も読み返し、異常な状態がどんなものか覚えましょう。そして、オナニーを通じて、自分の状態を確認するクセをつけてください。以上、風俗部編集部からのお届けでした。 ◯関連記事 ・オナニーでの性病リスクは少ない|しかし膿が出る雑菌性尿道炎の可能性はある足ピンオナニーの危険性|イキ癖が付いたりセックスでイケなくなることも