オナニーの語源や意味を解説|旧約聖書に登場する人物「オナン」が語源だった

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皆さんが毎日のようにしている「オナニー」。冷静に考えると、「オナニー」の語源や意味って気になりますよね。「オナニー」の言葉そのものからは、語源や意味が想像しにくいです。 そこでこの記事では、オナニーの語源や意味をどのサイトよりも分かりやすく解説します!オナニーにはどういう意味があるのか、どのような語源があるのか。また、日本で使われるオナニーのさまざまな名称も徹底調査しました!
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  記事の全体を10秒で読む【こちらをクリック】 ■オナニーは旧約聖書に登場する人物「オナン」が語源 ・17世紀以前に反オナニーの歴史があった西洋文化 ■「かはつるみ」や「せんずり」など!日本にはオナニー以外にも言い方がある ・鎌倉時代では「かはつるみ」 ・江戸時代ですでに使われていた「せんずり」 ・一般用語では「自慰」 ・学生の間で使われえる「シコる」 ・最も多く使用されている「抜く」 ・江戸時代後期には「手淫」 ・女性向け一般用語「ひとりえっち」 ・女性の間で使用される「セルフプレジャー」 ■オナニーの語源は中世ヨーロッパ!意味を理解してオナニーを楽しもう!

オナニーは旧約聖書に登場する人物「オナン」が語源

性器を刺激して射精するオナニーは、旧約聖書に登場する人物でユダの次男「オナン」が語源です。旧約聖書のなかで、オナンが取った行動が「オナニーの語源」となっています。まずは旧約聖書でオナンが何をしたのか、見ていきましょう。
当時、兄が死んだ場合は、弟が兄嫁を妻にして子孫を残すことが神の掟でした。ユダの長男が死に、彼の妻タマルを次男のオナンが妻としますが、彼は生まれる子が自分の子にならないので、子種を地に流し、主を怒らせました。彼もまた、主に殺されました(10節)。 引用:東京鵜の木協会
上記で引用したのは、旧約聖書の「創世記第38章」です。ユダの次男であるオナンは、兄の嫁と子作りをするように迫られています。オナンは嫌々ながらも、兄嫁と結婚しますが、子供を残そうとはしませんでした。 その理由は、子供を作ったところで、「自分の子供にはならない」と知っていたからです。そのためオナンは、兄嫁とのセックスのときは毎回、「外出し」をしていました。つまり生でペニスを挿入して、発射直前にペニスを抜いて、膣外に射精をしていたのです。 この「子作りをしない射精」が「オナニー」と呼ばれるようになりました。ただ「外出し」はオナンが考えているよりも、神の怒りを買う行為でした。 オナンは「神の意思によって、兄嫁と結婚して子供を作るようになっていた」のに、「神の意思に逆らった」と神に受け止められたのです。そのためオナンは、「外出しをして神に逆らった」として、神に処刑されています。 正確にいえば、オナンがした行為は「セックスの外出し」です。ただ「自分勝手な射精を1人でした」ので、「オナニー」として使われています。

17世紀以前に反オナニーの歴史があった西洋文化

ユダヤ教やキリスト教が浸透している西洋では、「オナニーは罪だ」と考えられていた時期もありました。17世紀以前には、特に宗教家の間では、旧約聖書でオナンがオナニーをして神に処刑されたため、「オナニーは許されない」と否定的な見解が多かったです。 さらに、1715年にはオナニーの有害性を指摘した医学書が発売されたり、1760年にも医師たちがオナニーは体に悪いと書いた本が出版されました。初めは宗教家たちの間での「反オナニー」でしたが、医学界からも有害性を指摘されて、一気に西洋で反オナニーが広がります。 この反オナニーの広がりは、1900年代まで続いていて、オナニーは「心身虚弱な人がする行為」とみなされていました。ただその後、医師たちによる性教育の普及が行われて、社会的にオナニーに対する見方が変化しています。

「かはつるみ」や「せんずり」など!日本にはオナニー以外にも言い方がある

日本で一般的に呼ばれている「オナニー」は、ドイツ語です。英語では「マスターベーション」と呼ばれています。 そして、日本では「独自の言い方」が、いくつもあるのはご存知でしょうか。古くは平安時代から、現代にいたるまで、「オナニー」はさまざまな呼ばれ方をしています。 ここでは、日本で親しまれてきた「オナニーの同意語」を徹底調査しました!かなり多くの種類があるので、一つずつ確認してください!

鎌倉時代では「かはつるみ」

鎌倉時代では、オナニーを「かはつるみ」と呼んでいました。これは鎌倉時代の「宇治拾遺物語」にも記載されています。
この僧わななきたる声にて、「かはつるみはいかが候(さぶら)ふべき」といひたるに、諸人(しよにん)頤(おとがひ)を放ちて笑ひたる 引用:左大臣光永の古典朗読・解説音声
上記では、お坊さんが「かはつるみとはどんなものでしょう?」と言って、周りの人たちが大爆笑している宇治拾遺物語の一文です。ちなみに漢字で書くと、「皮つるみ」なので、「皮をつかむ行為」の意味で使われています。語源としては、漢字からも想像しやすいですよね。

江戸時代ですでに使われていた「せんずり」

「せんずり」は、聞いた経験がある人もいるのではないでしょうか。昭和・平成の時代には、小説や漫画などでも「せんずり」は使われていました。東野圭吾の小説「白夜行」のなかでも、以下のように使われています。
おい牟田、こんなところでせんずりかくなよ、と仲間の一人がいった。牟田は岩のような顔に、不気味な笑いを浮かべた。 引用:用例.JP
ただせんずりの語源は意外と古く、実は「江戸時代」にはすでに使用されていました。 「千摺りは隅田の川の渡し銛 竿を握いて川をアチコチ」 上記のような川柳が、江戸時代に読まれています。漢字では「千摺り」です。ただ平成に入ると徐々に、オナニーを「せんずり」とは言わなくなりました。 また1980年代に流行した、ヤンキー漫画の「BE-BOP-HIGHSCHOOL」のなかでも使われていたので、ちょい悪中年おじさんは現在でもたまに「せんずり」を使います。 ちなみにせんずりは、ロウソクの意味で使われている「千摺」が語源です。千摺(ロウソク)の溶ける様子が「精液に似ている」ため、「せんずり」と呼ばれるようになったといわれています。

一般用語では「自慰」

自慰は、いわゆるオナニーの「一般用語」です。公共性の高い場所で、「オナニー」を使いたいときは、オナニーではなく「自慰」と言い換えるようにしましょう。辞典でも、「自慰」は用語として記載されています。 ちなみに「自慰」の語源は、大正時代の科学者・小倉清三郎が考案した言葉で、「自分を慰める」です。これまでの「オナニーは有害」とされていたイメージを払拭しようと、つけられた名称となっています。 自慰は、村上春樹の小説「1Q84 BOOK2」のなかでも使われていました。
わたしにはいろんなことがわかる。たとえば君は今でも、自慰行為をするときに天吾くんのことを考える。彼の姿を思い浮かべる。 引用:用例.JP
また、オナニーではなく、自慰と言えば「頭が良さそう」に見えますよね。少なくとも「せんずり」を使う人よりかは、賢そうに感じるのではないでしょうか。

学生の間で使われえる「シコる」

「シコる」は、30代以下の人たちがよく使っている言い方です。特に学生の人は、友人たちとも、「きのうもシコった!」と話しているのではないでしょうか。シコるの語源は、オナニーをするときの「シコシコとするさま」です。 漫画でも、キャラがオナニーをするときは、「シコシコ」と擬音が描かれていますよね。シコるは、シコシコを動詞に変えたものです。そして、最近ではシコるを派生形として、「シコい」を使う場合もあります。 シコいは特に、「アニメや漫画界隈」でよく使われている言葉です。

最も多く使用されている「抜く」

「抜く」は現在、オナニーの代わりに最も使われている言葉ではないでしょうか。「抜く」と聞けば、「オナニーを連想する」人は多いですよね。それぐらい、一般的に広まっている言葉でもあります。 抜くの語源は明確に分かっていませんが、「精子を出す」のが「抜く」となった説が有力。「たまっている精子を抜く」感覚ですよね。使い方としては、「きょうはエロ動画で抜いた」「ピンサロで抜く」となります。 「抜く」は、男同士の会話で使われる「オナニー用語」です。男性に限定したオナニー用語で、女性が使用する場面はほとんどありません。

江戸時代後期には「手淫」

「手淫」は自慰と同じように、一般用語としても使われています。漢字からもイメージしやすいですよね。「手を使って淫らな行為をする」が語源となっています。 また手淫の歴史は古く、江戸時代後期にはすでに使用されていました。1952年に発売された正岡容の小説「艶色落語講談鑑賞」では、手淫は次のように使われています。
この老芸人にはさらにさらに奇癖があって常に手淫を好み、ために妻女をも離別したほどの常習者だった 引用:文章言葉図書館
最近では、あまり「手淫」は使いません。上記に引用したように、昭和初期の小説には、ときどき「手淫」が出てきます。少し古い言葉ですが、現代でも文字を見ると意味を知らなくても、何となく伝わるオナニー用語です。

女性向け一般用語「ひとりえっち」

今までは「男性が使うオナニー言葉」をご紹介しましたが、「ひとりえっち」は女性が使うオナニー言葉。試しにグーグルで「ひとりえっち」と検索してもらえれば分かりますが、「女性用のアダルトグッズやエロ動画」が表示されます。 ひとりえっちの語源は、明確には分かりません。ただ表現がまろやかですよね。男性が使う「シコる」や「抜く」とは、明らかに違います。使い方としては、下記にも引用していますが、「きょうは電マでひとりえっちをしよう」「ひとりえっちでは物足らない」です。 男性が使う言葉としては違和感がありますが、女性が「オナニー」を使うときは「ひとりえっち」と言い換えたほうが、表現がまろやかになります!

女性の間で使用される「セルフプレジャー」

セルフプレジャーは、オナニーの保健用語です。オナニーの代わりの言葉として、「中学生や高校生にも使用が推奨されている」のですが、なかなか普及していません。 こういうエロ用語は、国からの提案も「どこか的外れ」ですよね。例えば、学校で「きのうはセルフプレジャーしたよ」と友達に伝えると、確実にイジられます。 セルフプレジャーは国から推奨されているオナニー言葉ですが、語源も「self pleasure(自分で喜びを与える)」なので、ちょっと使うのは恥ずかしいですよね。一般的には知られていないですが、美容グッズやアダルトグッズでは使用されている場合もあります。

オナニーの語源は中世ヨーロッパ!意味を理解してオナニーを楽しもう!

それでは最後に、記事の内容を簡単にまとめます。 ・オナニーの語源は旧約聖書の「オナン」 ・中世ヨーロッパでオナニーは「害悪」と思われていた ・日本ではオナニーをさまざまな言い方で呼ぶ ・オナニーの語源を知ってオナニーを楽しもう! この記事では、オナニーの語源についてご紹介しました。オナニーは旧約聖書に出てくる「オナン」が、セックスのときに「膣外射精」をした行為が語源です。さらに十七世紀以前のヨーロッパでは、オナニーは「体に悪影響を与える」と考えられていました。 最初は宗教的な発想から反オナニーでしたが、「医学的にもオナニーは悪い」と長い間、西洋では間違った通説が信じられるようになります。 また日本では、オナニー以外にさまざまな呼び名があるとお伝えしました。かはつるみ・せんずり・自慰・シコる・抜く・手淫・ひとりえっち・セルフプレジャーと、呼ばれています。 さらに、日本で「適度なオナニーは良い」という認識になったのは、1900年代に入ってからです。そのため、現在オナニーをしまくっている人は、昔の時代に生まれていたら「相当悶々としていた」かもしれませんね。(笑) この記事では、オナニーの語源についてエロ雑学満載でお伝えしたので、ぜひもう一度じっくり読み返してみてください! 以上、風俗部編集部からのお届けでした。 ◯関連記事 ・オナニーにおすすめのエロサイト10選|無料動画・画像・音声サイトを厳選オナニーを一日一回すると起こる体への影響7つ|ニキビ・ハゲる可能性も