オナニー中に失禁するのは危険?おしっこが漏れやすいワケは膀胱の活動しすぎが原因だった

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オナニー中に失禁するのは危険?おしっこが漏れやすいワケは膀胱の活動しすぎが原因だった
オナニー中に失禁、した経験ありますか?筆者はあります。イッた拍子にピュピュッと出て、潮を吹いたのかと思えばまさかのアンモニア臭…。ひどく焦ったものです。 私と同じ経験があるのであれば、その原因や危険性が気になるはず。今回はそんなオナニー中にしてしまう失禁について、詳しく紹介していきましょう。 失禁してしまう原因やその対策さえ知れば、安心してオナニーに集中できます。膀胱や尿意のメカニズムを知って、悩みをスッキリ解消させましょう。
記事の目次(クリックで表示)

オナニー中の失禁や尿漏れに悩んでいる女性は多い

オナニー中にする失禁や尿漏れ、実はめずらしくありません。私だけでなく、ほかにも同じような経験をしている女性は多いんですよ。 そう思いますよね。私も潮吹きだと思いましたもん。でも液体を触った手を嗅いだら、ツンとしたニオイがしてとても驚きました。 誰にも見られてなくても、なぜか恥ずかしく感じるその気持ち、とてもわかります。「私ゆるいのかな?ガバガバとか絶対ヤダ…」と落ち込んでしまうものです。 私はオナラはしたくなりませんが、1度漏らしてからはおしっこがしたい感覚が強くなりました。 誰にも言えない悩みを抱えているのは、アナタだけではないのです。ぜひこれから紹介する情報を知って、今日でその悩みとさよならしてしまいましょう。

おしっこに行きたくなるメカニズムとは

おしっこに行きたくなるメカニズムとはまずはなぜ失禁してしまうかを説明するために、おしっこに行きたくなるメカニズムから知りましょう。 腎臓で毒素を濾過(ろか)された原尿(げんにょう)は、尿管を通って膀胱へ溜められます。そして膀胱に尿が溜まると脳に信号が送られ、私たちはトイレへと行きたくなるのです。 この尿意には、交感神経が大きく影響しています。 【膀胱に尿が溜まっているとき】 ・交感神経が優位 ・膀胱はゆるみ、尿を蓄積している ・尿道は筋肉によってしまり、尿漏れを防いでいる 【尿を排出しようとするとき】 ・副交感神経が優位 ・膀胱は筋肉によってしまり、尿を押し出そうとする ・尿道はゆるみ、尿の通りをスムーズにする
準備が整い、いざ尿を出そうと思うと、脳が“排尿してよい”という信号を送ります。排尿時は、主に副交感神経がはたらき尿道の筋肉が緩む一方で膀胱の筋肉は締まって尿を押し出すことによって、尿が排出されます。
尿が出そうと感じるときは、副交感神経が優位になります。続いて尿道が緩むことによって、尿が排出される仕組みになっています。

オナニー中に失禁しやすくなる理由は過活動膀胱が関係していた

オナニー中に失禁しやすくなる理由は過活動膀胱が関係していた 副交感神経が優位になるから失禁する可能性が高まる、これはすでにおわかりいただけたでしょう。 しかしそれ以外にも大きく関係するのが、過活動膀胱(かかつどうぼうこう)と呼ばれる病気です。つぎはこの過活動膀胱について知りましょう。

過活動膀胱になると尿が溜まっていなくても強い尿意が発生

過活動膀胱とは、その名の通り膀胱が活発に動きすぎる病気です。「溜める・ガマンする」という活動がむずかしくなるのです。 ・急に強い尿意がわきあがる ・トイレに間に合わず漏らしてしまう ・少量のおしっこを何回もしてしまう これらの症状に思い当たる節があるのなら、アナタは過活動膀胱かもしれません。 過活動膀胱になる原因は、大きくわけて2つあります。 1:神経因性過活動膀胱(神経性トラブルが原因) 2:非神経因性過活動膀胱(神経トラブルと無関係の原因) 1番に該当する神経性トラブルは以下の通りです。
脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの脳の障害、脊髄損傷や多発性硬化症などの脊髄の障害の後遺症により、脳と膀胱(尿道)の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が生じ引き起こすもの
このような重い病気を患っていないのであれば、2番の非神経因性過活動膀胱に該当します。 いくつか原因はありますが、1番は骨盤底筋群の劣化です。膀胱や尿道括約筋を支える筋肉たちですね。出産はもちろん加齢によっても弱まり、排尿機能に支障が出てしまいます。

妊娠出産には影響ないが日常生活に支障が出る場合も

もしアナタが過活動膀胱だった場合でも、「今すぐ何とかしなければ危ない!」と言うわけではありません。 もちろん妊娠や出産に対するリスクも危険性もないので安心しましょう。 ただ問題なのは日常生活に支障が出る場合です。過活動膀胱が進行すれば、それだけ尿漏れや失禁が頻繁に起こるようになります。 会議中にいきなりおしっこがしたくなっても、すぐに駆け込むのは不可能です。電車での移動中もそうですね。寝ているときに何度もトイレに起きるのもイヤなはずです。 緊急性はないものの、あまり放置しすぎるのも問題なのです。

過活動膀胱の自己診断をしてみよう

過活動膀胱は検査などでわかる病気ではありません。症状に基づく病気です。そのため自覚症状の評価が最も重要となるでしょう。 気になる症状がないか、1度セルフチェックしてみることをおすすめします。
1.朝起きた時から夜寝る時までに、何回くらい尿をしましたか? 2.夜寝てから朝起きるまでに、何回くらい尿をするために起きましたか? 3.急に尿がしたくなり、我慢が難しいことがありましたか? 4.急に尿がしたくなり、我慢できずに尿をもらすことがありましたか?
これらの問いに対する点数が高ければ高いほど、過活動膀胱である可能性大でしょう。以下のURLから診断できるので、ぜひやってみてくださいね。 そしてもし過活動膀胱の可能性が高いのであれば、ぜひお近くの泌尿器科を受診しましょう。 ▶名古屋大学大学院医学系研究科 泌尿器科学教室のページでチェックしてみる

過活動膀胱の他に考えられる原因

オナニー中に失禁してしまう原因は、過活動膀胱以外も考えられます。子宮膣脱が関係ある、なんて説もあるのです。
オーガズムに関連した尿失禁は、 排尿筋の過活動に関連している事が多いとされていますが、依然としてはっきりしておりません。 (中略) オーガズムに伴う尿失禁は、排尿筋の過活動だけでなく、 尿道括約筋の機能不全や子宮膣脱が関与している可能性も指摘され、 抗コリン作用の減弱と説明されています。
「抗コリン作用」なんて聞きなれない言葉ですよね。抗コリンとは、神経伝達物質のことです。この作用が弱まると、以下のような症状が出ます。
・錯乱 ・かすみ目 ・便秘 ・口腔乾燥 ・ふらつきと平衡感覚の喪失 ・排尿の開始困難
排尿の開始困難」、これが失禁につながる作用ですね。ガマンできない・すぐにしたくなる、そんな過活動膀胱と似たような症状が出るのです。

オナニー中の尿失禁が気になる女性向け日常対策5つ

オナニー中の尿失禁が気になる女性向け日常対策5つ オナニー中の失禁する原因として、ここまで3つの原因を挙げました。 1:副交感神経が優位になるため 2:過活動膀胱の可能性 3:抗コリン作用の減弱 しかし原因がわかっても、その対策がわからなければ問題は解決はしません。ここからは日常的にできる5つの対策法を紹介しましょう。

①1日1リットル以上~2リットル以下の水分摂取を心がける

水分摂取を控えるだけでも、尿失禁は治まる場合があります。1日1リットル以上~2リットル以下を目安に摂取しましょう。 水分を控えすぎると、脱水になってとても危険です。かならず1リットル以上は飲んでくださいね。 私たちは食事からも水分を摂っているため、飲み物を1リットル以上飲んでいれば問題はありません。むくみの改善にもつながるので、2リットル以上は飲まない方がおすすめですよ。

②膀胱を刺激しやすい香辛料やワサビ、酸味の強い食べ物は摂りすぎない

膀胱を刺激しやすい食べ物があるのはご存知でしょうか。よく「胃を痛めたら刺激物をさける」なんて言われますが、膀胱も同じなのです。 ・本格カレーなどにも含まれる香辛料 ・辛みを感じるワサビや唐辛子 ・レモンやグレープフルーツなどの酸っぱい食べ物 ・お酢をたくさん使った酢の物や酸辣湯 ・チーズなどの発酵食品に含まれるチラミン これらの食べ物は膀胱を刺激し、頻尿を招きます。できるだけ食べるのをさけましょう。

③骨盤底筋群を鍛えるストレッチを習慣化する

骨盤底筋群には、おしっこを出さないように働く尿道括約筋も含まれています。膀胱を支える役割もあるので、溜まって重くなった膀胱も垂れさせません。 骨盤底筋群を鍛えるのは、ウォーキングだけでも可能です。家の中でするのであれば、ストレッチするのも良いでしょう。
1度や2度では効果はありません。筋トレと同じで習慣化させましょう。 膣の締まりも良くなりますし、キュッと締まったお尻も手に入ります。ぜひ美容のためにもチャレンジしてみてくださいね。

④下腹部を冷やさないよう心掛け常にあたためておく

「女性に冷えは大敵」、これは昔から言われている事実です。どちらかといえば子宮に対する言葉ですが、膀胱にももちろん影響はでます。 冷えた筋肉や血管は収縮するため、結果として膀胱をキュッと締め尿意の原因になるのです。 下腹部は絶対冷やしてはいけません。冷やすメリットなど1つもないのです。常にあたたかくするよう心掛けましょう。 両手を挙げておへそがチラ見えするようなファッションはNG。飲み物も冷えたものだけでなく、常温、もしくはあたたかいものを選んでくださいね。

⑤抗コリン薬など過活動膀胱を改善する薬を処方してもらう

どんな対策をしても失禁してしまう・改善している気がしない、そう思うのであれば、泌尿器科を受診しましょう。 もしかしたら進行性の過活動膀胱かもしれません。それならばβ3作動薬などが処方されるでしょう。抗コリン作用の減弱ならば、自律神経を整える薬が処方されるはずです。 病気なのであれば、民間療法より投薬治療の方が効果的。「おしっこがガマンできないから受診」と聞くと恥ずかしく感じるかもしれませんが、治したいのなら必要です。 早めの治療で完治の可能性は高まるので、おかしいなと感じるのであれば早めに受診しましょう。

オナニー中の失禁には3つの原因と5つの対策法があった

最後にここまで紹介した情報をまとめましょう。 【オナニー中に失禁してしまう3つの原因】 1:副交感神経が優位になるため 2:過活動膀胱の可能性 3:抗コリン作用の減弱 【日常的にできる5つの対策法】 1:1日1リットル以上~2リットル以下の水分摂取を心がける 2:膀胱を刺激しやすい香辛料やワサビ、酸味の強い食べ物は摂りすぎない 3:骨盤底筋群を鍛えるストレッチを習慣化する 4:下腹部を冷やさないよう心掛け常にあたためておく 5:抗コリン薬など過活動膀胱を改善する薬を処方してもらう 原因とその対策さえわかれば、もう怖いものはありません。オナニー中に失禁して落ち込むこともないでしょう。 今すぐ治る症状ではありませんが、必ず改善はできます。私も骨盤底筋を鍛えるストレッチをしだしてからは、1度も失禁しなくなりました。 ぜひこれらの情報を参考にして、不安なく集中できるオナニーを楽しみましょう。以上、風俗部編集部がお届けしました。 ◯関連記事 ・オナニーで女性ホルモンが分泌されて起こる体への影響5つ|自律神経の安定・美肌効果もオナニーで太る原因を解説|女性ホルモン「プロゲステロン」や「グレリン」が影響