オナニーしたのに精子が少ないワケ | 男性特有の疾患が関係しているかも

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オナニーしたのに精子が少ないワケ | 男性特有の疾患が関係しているかも
オナニーで出てくる精子が少なくなった…と悩んでいませんか?急に精子が減ってしまうと不安になりますね。 精子が少なくなるのは単純な老化が考えられますが、思わぬ病気のサインである可能性もあります。 特に妊活中の方には大問題ですので、精子が少なくなる原因と今日からはじめられる解決方法を解説します!
記事の目次(クリックで表示)

オナニーしたのに精子が少なくて悩んでいる男性は多い!

オナニーしたのに精子が少なくて悩んでいる人は多い オナニーした時、射精される精子が年々減っている。こんな悩みをお持ちの男性は、意外と少なくありません。 ツイッター上でも、精子が出なくて困っている男性が目立ちます。 性欲は十分あるのにもかかわらず、精子が透明で量も少ないとつぶやいています。 年齢を重ねればどうしても身体の機能は衰えていくもので、悩んでいるのは自分だけではないと知っておきましょう! 睡眠不足も精力が衰える原因になりますが、健康であれば精子は出ます。ある程度は仕方のないことですが、急激に減ったり明らかに異常な精子が出たりした場合は病気の可能性もあるので、注意しましょう。

精子が作られて体外に排出されるまでの流れを知っておこう

まずは精子が作られてから射精されるまで流れを、基礎知識として知っておきましょう。 精子が作られる「精巣」は、いわゆる玉袋としてぶら下がっています。これは精子が熱に弱いので、放熱しやすくするためと言われていますね。 精巣で作られた精子は精巣上体に蓄えられ、性的刺激によって脳から司令を受けると精管に押し出されます。そこで前立腺分泌液と混ざって精液となり、尿道から射精されるのです。 この時膀胱の出入り口にあたる尿道括約筋が引き締まることで、尿道の出入り口が塞がれて精子が膀胱に逆流しないようになっています。

オナニーしたのに精子が少ない理由

オナニーしたのに精子が少ない理由 オナニーしたときに精子が少ない理由は、いくつかあります。 もしも精子が少ない状態が慢性的に続くようであれば、病気の可能性もあるので考えられる理由をいくつか見ていきましょう。

①最初に疑われる疾患は精子が逆流する「逆行性射精」

射精感はあるのに、射精される量が非常に少ない場合は「逆行性射精」をまず疑います。これは射精時に尿道括約筋がうまく閉まらず、膀胱の方に精子が逆流してしまう現象です。
逆行性射精は無射精の原因としては多く見られ、射精時に精液が尿道側ではなく、膀胱側に逆流してしまう現象です。糖尿病による末梢神経障害、前立腺の手術、薬の副作用(抗精神病薬など)が根本的な原因になっていることがあります。
尿道括約筋は自律神経によってコントロールされているため、自律神経の乱れが主な原因です。 他にも自律神経が乱れる原因となるストレス、睡眠不足、運動不足などによって起こる場合があります。

②前立腺がんや前立腺肥大症

前立腺は男性にしかない器官で、主に精液の成分となる前立腺分泌液を放出します。 この前立腺ががんになったり腫れて肥大してしまう病気になると、前立腺分泌液の不足により精子が出なくなります。
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大することにより尿道が圧迫されて、排尿障害をきたす病気です。
引用:済生会
特に中年以降の男性は前立腺がんのリスクも高まりますので、精子が極端に少なくなったり頻尿になった場合には、早めに泌尿器科を受診しましょう。

原因として挙がりやすい逆行性射精をもっと知ろう

オナニーで精子が少なくなる原因で、最も一般的な逆行性射精についてもっと知っておきましょう。 妊活中の男性にとっては大きな問題となりますが、基本的にはそこまで心配しすぎる必要は無い症状ですよ。

逆行性射精は男性不妊症の原因の1つにもなっている

逆行性射精は、本来尿道から射精されるべき精子が膀胱の方に行ってしまう症状です。 射精は子どもを作るための機能ですから、精子が少なくなれば妊娠の可能性も下がり、男性不妊の大きな原因となります。 男性不妊は傍目からは原因がわからない事も多いですが、逆行性射精の場合は精子の量が目に見えて少なくなるのですぐにわかります。 妊活中であれば、早めに医師に相談して治療に当たるのが良いでしょう。

身体に直接悪影響はないので放置するケースが多い

尿道を逆流して膀胱の方に行った精子は、そのまま膀胱に溜まった尿と一緒に排出されます。そもそも精子は毎日作られていますが、溜めておけるのは3日分ほど。 3日を超えた精子は尿に混じって排出されるので、実は尿に精子が混じっているのはごく普通なのです。 このため逆行性射精も特に身体に悪いわけではなく、妊活中でなければ放置・様子見になるケースが多いんですね。

治療する場合は薬物療法を用いるのが一般的

病院で逆行性射精を治療する場合、一般的には自律神経を整えるための薬が処方されます。 尿道括約筋は自分の意志では動かせず、自動的にコントロールされている不随意筋なので、そのコントロールを取り戻すのが目的ですね。 しかしそもそも自律神経が乱れるのはストレス、睡眠不足、運動不足などの原因が多いので、これらの原因を取り除く生活改善も指導されます。 これらは病院に行かなくても自分で取り組めるので、まずは健康的な生活習慣を心がけましょう。

逆行性射精以外で中年男性が注意したい男性器疾患4つ

逆行性射精以外で中年男性が注意したい男性器疾患4つ 歳を取れば身体のいたるところにガタは来るもので、性器も例外ではありません。 40代以降になると命に関わる疾患も出てきますので、オナニー時の精子量も健康バロメーターとして注目しておきましょう。 逆行性射精以外に、中年男性が注意したい疾患を紹介します!

精巣腫瘍

症状 下腹部の重圧感、鈍痛、腫れ
治療法 放射線治療、抗がん剤、手術など
その名の通り精巣にできる腫瘍で、がんに発展する可能性があります。自覚症状は少なく、強い痛みが出ることはまれ。 睾丸の左右の大きさが大きく違ってくるのが最初のサインで、どちらかの睾丸が明らかに肥大してきていたら早めに受診しましょう。 がんの一種なので、個々のケースに合わせて放射線治療、抗がん剤、手術などが行われます。

精巣上体炎

症状 陰のうの上部が腫れて肥大し、猛烈な痛み
治療法 抗生物質による薬物療法
精巣上体への細菌感染症で、陰のうの上部が腫れて肥大し、猛烈な痛みがでる場合があります。尿に膿が混じるケースもあり、とてもつらい病気です。 治療法は抗生物質を投与して、細菌の繁殖を抑えます。2~3週間で炎症は収まりますが、その後もしこりが長期間残る場合もあります。

血精液症

症状 精液に赤く血がまじる
治療法 尿道の炎症だけなら安静治療
精液に赤く血がまじり、痛みを伴います。若年時にはオナニーのしすぎて尿道が切れてしまう事などが原因ですが、中年以降には前立腺がんの初期症状である可能性もあります。 単に尿道が炎症しているだけなら、しばらくオナニーを控えていれば自然治癒します。診察で前立腺の疾病が発見された場合は、個々のケースに合わせた治療を行います。

精索静脈瘤

症状 左側の鼠径部や陰のうが肥大し、青黒く変色する。
治療法 軽度であれば経過観察のみ
左側の金玉につながる精巣静脈は、一度腎静脈を通ってから下大静脈に合流しています。 ここは詰まりが発生しやすいので、左側の鼠径部や陰のうが肥大し、青黒く変色するのがサイン。 軽度であれば経過観察のみとなる事も多く、血液がサラサラになる薬を処方されます。

元気な精子を手に入れるための生活習慣

元気な精子を手に入れるための生活習慣 精子の量が減ると男性不妊の原因となる他、オナニーの気持ちよさも減ってしまいます。 あの射精する際の「ドクン!ドクン!」という快感を得るためには、精子の量は絶対不可欠。 いつまでも男性力に自信を持ち続けるために、元気な精子を保つ生活習慣を覚えておきましょう!

ブリーフは避けて風通しのよいトランクスを履く

金玉が身体の外にぶら下がっているのは、精子が熱に弱いからです。 金玉の放熱を考えるなら、下着はトランクス一択でブリーフやボクサーパンツは避けるべきですね。 とはいえブリーフやボクサーパンツを履く人がみんな精力減退になる訳ではないので、神経質になりすぎる必要もありません。知識として、金玉の放熱が重要な事は常に心がけておきましょう。

サウナや長風呂は頻繁にしない

サウナや長風呂は頻繁にしない 精巣を高温にさらすサウナや長風呂は、精子にも悪影響を与えます。 以下の記事にもある通り、サウナは短期的には精子を減少させるエビデンスもあるので、妊活中には頻度を減らしたほうが良いでしょう。
オーストラリアのシドニー大学のグループが1984年に発表した研究では、ドライサウナ室(85度で相対湿度10%以下)に20分入った場合の精子への影響を調べたところ、精子数がサウナ後1週間に約2/3ほどに減少したとのこと。しかし、サウナ後約5週間で正常に戻り、10週間後には正常よりも増加しました。
記事にもある通り、高熱は明らかに精子の量を減らしますが、サウナやお風呂には血行促進や自律神経を整えるなどプラスの効果もたくさんあります。 週1くらいであればリスク無くメリットを享受できるので、適度に楽しみましょう。

運動不足・座りっぱなしは避ける

運動不足は血流を悪化させ、疲労やストレスも蓄積させます。自律神経が乱れる大きな原因となり、逆行性射精につながる可能性も。 運動した後のオナニーは気持ちよさも精子の量もアップするので、適度な運動習慣は大切です。 また長時間の座りっぱなしは、血行悪化だけでなく精巣の温度上昇にもつながるので、精子に悪影響があります。 30分以上の座りっぱなしは避け、定期的に屈伸運動などで血流を促しましょう。

亜鉛を定期的に摂る

亜鉛はアメリカでは「セックスミネラル」と呼ばれるほど、精力に密接に関わっている必須ミネラルです。 一度の射精で亜鉛1mgほどが放出されるので、オナニーをするほど亜鉛の摂取量は増やしましょう。 亜鉛が多い食材は牡蠣、レバー、赤身肉などですが、これらを頻繁に食べ続けるのは大変なので、サプリメントでの補給も有効です。亜鉛サプリは数百円で買えるため、男性の味方として常備しておきたいですね。

最低6時間は睡眠を取る

最低6時間は睡眠を取る 精子が作られるのは睡眠中、自律神経が整うのも睡眠中です。睡眠不足は精子の減少にダイレクトに直結し、オナニーの気持ちよさも減退させてしまいます。 健康的な生活のためにも、最低6時間は睡眠を確保しましょう。 ベッドに入ったら素早く入眠するためにも、布団に入る1時間前からエロ動画を見るのは辞める、部屋は薄暗くして光をへらすなどの工夫も大切ですよ。

オナニーで精子が少なくなったら生活習慣を見直そう

オナニーの際の精子が少なくなる理由について、まとめて解説してきました。逆行性射精や単純な老化など様々な原因がありますが、そのほとんどが生活習慣を原因としています。 自律神経が乱れるストレス、睡眠不足、運動不足は老化も加速させ、精子の製造能力も衰えます。オナニーで精子が少なくなるのは一つのバイタルサインと考え、生活習慣を見直すキッカケにしましょう。 健全なエロは健康な肉体あってこそ!生涯現役でオナニーを楽しむために、しっかり運動してしっかり寝ましょう! 以上、風俗部編集部がお届けしました。 ◯関連記事 ・精子の匂いは時間を過ぎるほど悪臭に変わる!原因はタンパク質の分解年齢に負けない濃いザーメン、精子を大量製造する方法とは?