聞くと見るとは大違い!風俗入りしてわかった風俗で働く人たちの優しさ

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男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。 吉原ソープランドの世界に飛び込んで早半年。いろんな中の人たちに出会った。涙あり笑いあり、勉強になる話もたくさん聞かせていただいた。 デリヘルの待機は基本的に独りなので、誰かとあまり会話することもほぼない。けれどソープでは、泡姫仲間のほかにボーイさん、講習員の方などお客さん以外の人たちと会話する機会も意外とある。 なので、いろんな話を聞いたり、相談することによってモチベーションも維持できるし、少しずつメンタルも鍛えられている気がする。一緒に店を作っている感があるからこそ、みんなで頑張って働ける。仕事の回し方なども、パソコンと電話1台あれば誰でもできてしまうようなデリヘルの緩さとは全然違う。ちゃんと警察や保健所などから営業の許可をもらって、店舗を構えている。だから変なことはできないし、信用第一。 一昔前の吉原で働いた女性が、面接で提示した身分証を、ボーイと店で働く女に悪用されて借金を作られてしまったこともあったそうだが、そんなことをした店は即潰れる。ドラマや映画の世界を想像しすぎだったようで、吉原でボーイをする人たちは、訳ありだったり流れ者のような人が多いのかと思っていたらまったく違った。 ◎吉原で働くボーイは過酷 人によっては人生をしくじったり、苦労してきたからこそ吉原に行き着いたのかもしれないが、前科者だったりお尋ね者じゃないかなど事前にきちんと面接してからでないと働けないそうだ。新人ボーイもメンタルの弱い風俗嬢と同じで、3日と持たず辞める人も多い。 早番遅番とあるそうだけれど、ほぼ朝から夜まで12時間近い勤務に、休みは月に1~2回あればいい方じゃないかというほどのブラック。社会保険も完備していないし、有給休暇なんてものもない。まるでアルバイトのような、名ばかりの正社員。 お金を使う暇もないので、お金は貯まるらしい。求人募集もあまり公にできないのか、風俗嬢と同様、人に言いにくい職業ではあるから不人気なのか、大抵どこのお店も慢性的人員不足だと聞く。体力に自信のある男性は是非応募してみると普段見られない吉原の裏側が見えるかもしれない。 最近では、男性スタッフのほかに女性スタッフを採用するお店も増えてきているのか、私が働くお店の近くだけでも2人、女性スタッフが働いているお店があるらしい。 仕事をする女性を身近でサポートするには、やはり女性の方が断然安心感が違う。男性スタッフの講習では、今だに趣味講習でタダでSEXをされてしまったという問題は聞くので、セクハラだといった悪評判が立っては女性が寄り付かない。 だから、面接官やお仕事のやり方を教えるスタッフが女性というお店も増えてきているのだろうか。現役のソープ嬢さんも、講習師としてマットプレイの講習を行なっている人もいる。 吉原の風俗嬢が働く意外な動機 私の知っている講習師さんは、シングルマザーで風俗嬢として20年近く吉原に勤め、朝7時から0時の閉店までほぼ毎日仕事をし、子どもを1人で育てあげたたくましい女性。お子さんは母がソープ嬢だと知っている。 今では大勢のソープ嬢のメンタルサポートから教育まで幅広くこなす、本当に強くて頼りになる女性。男性スタッフに交じって週6日働いて、風俗嬢って、こんなに働き者で明るいのかというほど、元気いっぱい豪快で太陽のような人。 落ち込んで悩んでいてもそんなもの吹き飛ばしてくれる。 最近知り合ったAV女優でソープ嬢さんも強くてたくましい女性。この方もシングルマザーで、お子さんも母がAV女優でソープ嬢だと知っている。 同業の女性に聞いた話で、「ウチのデリヘルでは母娘が同じ店で風俗嬢として働いている」って衝撃的なものもあった。みんな色んな問題を抱えて働いている人もいれば、昼間はOLをしつつも女としての価値を確認したいとか、色んなSEXに興味があって欲求不満で始めましたという女性も意外といる。そういう方は特にお金に困っているようでもなく、意外とアラフォー世代だ。 旦那さんや彼氏がいて、それだけでは足りずに風俗嬢もこなす。 好きでちんこをしゃぶる人なんていないと思っていたのに、平均年齢層の高いお店にいると、好奇心で始めた人が意外といることに驚いた。逆に、若い人に多いのが夢も目標もなく、好きなこともない、だからなんとなーく働いてみたという子。 若い人に多い働き方として、1カ月のうち10日間みっちり働いて、残りの20日間を遊んで暮らすというもの。 みんな理由も状況もさまざまだけど、切羽詰まった人が私の身近にはあまりいなかった。アラフォーの私の周りで話を聞かせてくださった人たちは、シングルマザーで、生活費を吉原で稼いでいる人が圧倒的に多かった。 親の介護のためにソープ嬢をしている方もいる。みんな家族のため……だからなのか、本当に優しくて面倒見のいい女性も多い。意外と少なくて驚いたのが、私のように借金を抱えて返済する風俗嬢の存在。 借金返済のためにSEXをする人なんて、今どきあまりいないのか。もっと範囲を広げていろんな人に話を聞いていくと、昼職の空いた夜の時間に小遣い稼ぎ、マイペースに生きたいから、人とあまり関わりたくないからというゆるーく生きるために風俗嬢をしている人たちも多いこと。 昼間のお仕事を経験したことのないまま、10年以上たっても風俗嬢で生きている人もとても多い。目標額を達成したり、完済したから風俗を上がるという発想もなくなりつつあるのか? 「職業は風俗嬢です」というのも定着し始めているのか? 職業としては人に堂々と言えないけれど、融通は利くし安定して働けてしまうことから、一度は風俗で働いたことがあるという人が増えて、別に蔑むほどじゃないだろうという発想の人たちが増えたのかもしれない。 お金のためならSEXでもなんでもできるというか、やるしかないと覚悟が据わった人が増えている。ましてや子どもや家族のためなら尚更。 私が出会った風俗で働く人たちの共通点は、苦労を背負ったり生活がかかっている分みんな一生懸命で、人の痛みもわかるからこそ、本当に優しくて面倒見の良い人たちが多い気がする。 (サイゾーウーマン)
苦労した人は他人の痛みがわかるというけど、必ずしもそういう人ばかりではない。 苦労した結果ひねくれてしまって、後ろ向きの人生を歩んでいる人も結構いるものだ。 この記事の筆者は、風俗入りしてみたらいい人ばかりだったというけど、やっぱり風俗の世界に入るような人は、「私たちとは違う」というイメージが、どこかに根強くあるのだろう。 しかし、この記事によると意外に普通の人が多いというから、そのへんの会社にいる人とさほど変わらないことになる。 この記事を読んでから、風俗で働く人に対する印象がかなり変わってきた。 事務系の仕事もガテン系でもお店をやってる人も、結局みんな根っこは同じなんだと思えるようになった。 また、借金返済のために風俗嬢になった人はほとんどいないというのも、昨今の「貧困風俗嬢」というレッテルは正しくないことを物語っているものだ。 一番身につまされたのが、「親の介護のためにソープ嬢をしている」女性の存在だ。 こういう女性は、案外世の中に多いのかもしれない。 男性が親の介護のために会社を辞めたという話はよく耳にする。朝から晩まで親の面倒を見なければならないから会社に行けない。そうなると、収入の道を断たれるから路頭に迷うことになる。 親の介護だけでも大変なのに、働けないから貯金を切り崩しての生活だ。貯金があるうちはまだいいが、なくなったらどうなるのか。寝たきりの親を前に、自分の将来を考えると気持ちは暗くなる。 いつまで親の介護が必要かわからないから先の予定も立たない。 今ある貯金で足りるるかどうかも、親を看取るまでわからない。まさに、出口のない暗闇だ。 こういう場合、女性であれば風俗で働いて金を稼ぐことができる。 親の介護といっても、短い時間なら家を空けられる場合も多いし、デイサービスに預けて半日くらい面倒を見てもらうこともできる。だから、ある程度働く時間を作ることは可能なのだ。 しかし、働くといってもそのへんのバイトではいくらにもならない。 その点、風俗なら短い時間でも、それなりの金額を稼ぐことができる。 年老いた親のために、風俗入りして最後の親孝行をする女性には、頭が下がる思いだ。 こういう女性が今の日本に少なからずいて、ひっそりと親の最後を看取っている。そしてその「徳」は誰にも知られることはない。 日本の高齢化社会の一端を垣間見る思いだが、こんな話がマスコミに取り上げられることはまずないだろう。なぜなら、こういう話はほとんど表に出てこないからだ。