セックスの挿入が痛い11の理由|入口付近が痛む原因で最も多いのは「誘発性腟前庭痛」

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愛する人とのセックスなのに「挿入すると痛い」、早く一つになりたいのに「痛くてまだ挿入できない」。実は女性の約7割が、パートナーとの性交痛で悩んでいます。人によっては彼に痛いと言えず、セックスが苦痛になってしまう人も…。痛い理由や原因は人それぞれですが、好きな人のセックスは気持ち良くなりたいものです。そこで今回は、セックスの挿入が痛い11の理由を教えます!痛い原因を探り、早急に悩みを解決しましょう。

セックスで挿入する際に痛みを感じる部分は「膣の入り口付近」と「膣の奥」

セックス挿入時に痛みを感じる人は、膣の入り口付近と膣の奥が痛い人に分かれます。痛みを感じる場所によって、原因も人それぞれ違ってくるのです。 痛すぎて入らない人もいれば、我慢してムリにペニスを受け入れて膣内が切れたり、出血する人もいます。 結婚してから痛みで何か月もセックス出来ず、子作りを諦めてセックスレスに悩んでいる夫婦もいるのです。 彼のが巨根でも無いのに、膣奥が痛い…。そんな女性の場合も様々な理由があるのですが、何らかの病気を患っている可能性もあります。 たっぷり濡れているのに痛い、今まで痛くなかったのに突然痛くなった人も、1度産婦人科医に診てもらうと安心出来るでしょう。しかしまずは自分の症状に合わせ、原因を探る必要があります。

「膣の入り口付近」と「膣の奥」が痛むそれぞれの理由一覧

セックスの挿入時に痛みを感じている人は、貴女だけではありません。実は日本人女性の多くが悩んでおり、パートナーとのセックスを諦めている人も多いのです。 しかし諦めずにまずは「膣の入り口付近」と、「膣の奥」が痛む理由を知りましょう! 「膣の入り口付近」が痛む理由 ・入口付近で痛む理由で最も多い「誘発性膣前庭炎(膣前庭炎)」 ・処女膜が1mm以上分厚い「処女膜強靭症」 ・細菌の感染で起こる膣炎や外陰炎 ・生まれつき膣や処女膜が狭い ・過去のトラウマや育ち方など精神的な面で痛むことも ・ペニスが巨根 ・膣内が濡れていない ・緊張で力み過ぎている 「膣の奥」が痛む理由 ・「子宮内膜症」で骨盤内の臓器に癒着 ・クラミジア感染症など性病 ・卵巣腫瘍の疑い セックス挿入時に膣が痛む理由は、大まかに見てもこれだけの原因が考えられます。特に、入口付近の痛みで最も多いと言われる「誘発性膣前庭炎」。推定患者数は年間で260万人の「子宮内膜症」が、挿入時の痛みの原因と予測されるので注意しましょう。 また複数の原因が絡んでいる人もいます。ここからは、膣の痛みに関する原因を詳しく解説していきます。

セックスで挿入すると「膣の入り口付近」が痛む8つの理由と対処法

セックスでの挿入時の痛みには、大まかでも様々な原因がありました。自分がどのタイプに属するか、または複数の原因が絡んでいる人もいるかもしれません。ここではまず、「膣の入り口付近」が痛む原因を詳しく説明していきます。

①灼熱感のある痛みなら「誘発性膣前庭炎(膣前庭炎)」

指やタンポンの挿入も痛い、またはきつめのジーンズでも膣の入り口付近が痛いなら、「誘発性膣前庭炎(ゆうはつせいちつぜんていえん)」かもしれません。 以前は「膣前庭炎(ちつぜんていえん)」と呼ばれ、膣内に焼けるような痛みを感じる病気です。外陰痛の一つと言われていますが、原因はハッキリ分かっていません。
誘発性腟前庭痛は、性交を試みようとしたときや、性交の最中に腟口付近に感じる痛み(性交痛— 性交痛)の最も一般的な原因です。 引用:MSDマニュアル
現在考えられているのは、外陰部の神経損傷や局部過敏症と、精神面や神経伝達の異常です。またカンジダ菌の感染症や、骨盤底筋の弱体化も原因の一つと考えられています。 産婦人科での診察ではカウンセリングと、綿棒などでの触診。抗炎症系か麻酔薬のクリーム処方や、ストレス軽減のための精神療法などで治療出来ます。膣内や外陰部周辺に灼熱感のある痛みを感じるなら、1度診察を受けてみましょう!

②処女膜が通常より厚い処女膜強靭症の場合

何度チャレンジしても痛くてムリな人は、もしかすると「処女膜強靭症」の可能性が考えられます。処女膜強靭症とは通常より厚い処女膜を持っている人で、2000人に1人の割合で見られる状態です。 そもそも処女膜は薄いヒダ状の粘膜で、複数の穴が開いています。そのため何らかの膜が膣内を、覆っているわけではありません。そうでなければタンポンも指も入らず、生理の出血やおりものは出てこないのです。 処女膜は膣口から約1~2cm辺りにあるため、入り口付近で痛みを感じます。処女膜強靭症の人は通常1mm程度ある処女膜のひだが少し厚いため、痛みが倍増してしまうのです。たっぷり濡らしても挿入時にペニスが入らなかったり、無理に挿入すると大量出血する人もいます。 解決方法としては切開手術があります。局所麻酔で日帰り手術が可能なため、生活への負担は少なく済むでしょう。 また産婦人科で診察後、手術が必要かどうかの判断をしてくれるのでいきなり手術にはなりません。不安な人は1人で悩まず、産婦人科に相談してみましょう。 〇関連記事:意外と知らない処女膜の位置|初体験で出血する理由も徹底リサーチ

③細菌の感染で起こる膣炎や外陰炎など病気の可能性

膣内は粘膜のため、とてもデリケート。しかし周囲には尿道や肛門もあり、蒸れやすいので雑菌が繁殖しやすい場所なのです。 膣の入り口付近が痛い人は、細菌の感染で起こる膣炎や、外陰炎などの病気も考えられるでしょう。炎症は疲労やストレスによる免疫力の低下でも起きやすく、仕事が忙しい人や睡眠不足、不規則な生活でもなりやすいです。 挿入時の痛みの他に、おりものの色が黄色や緑色などいつもと違う。また臭いや痒みなどがあれば、炎症や感染症の可能性が考えれるでしょう。 1番の解決方法は産婦人科への受診ですが、普段の生活も改善する必要があります。下着で締め付けない、アソコを清潔にする、そして何よりストレスを溜めない生活を心掛けましょう!規則正しい生活も大切です。 〇関連記事:愛液が白いのは病気?おりものとの違いや色で分かる症状診断

④生まれつき膣や処女膜が狭い

通常膣の直径は平均2~3cmですが、出産の時には赤ちゃんの頭が通るほど伸縮可能!ただ膣内は収縮性があるため、通常はペニスの形に合わせて伸び縮みします。 元々小柄な人や骨盤が狭い人は、アソコもキツめ…。しかし生まれつき膣や処女膜の穴が狭く、セックスの挿入で痛みを感じてしまう人もいます。 膣が極端に狭い場合は、「膣狭窄(ちつきょうさく)」の可能性が考えられるでしょう。生まれつきや炎症などの外傷で、膣が狭くなってしまう人もいます。 自分の指でも、第一関節あたりまでしか入らない場合は診察しましょう。 また処女膜については先ほど説明したように、元々細かい穴は開いているもの。「処女膜強靭症」の人は粘膜が厚いのですが、狭い人はこの穴が普通の人よりも小さいのです。 解決法としてはこちらも産婦人科での診察後、必要であれば切開手術を行います。膣が狭い場合は細めの医療器具を挿入し、膣壁を柔らかくしながら拡張する治療もあるので、不安な人は相談してみましょう!

⑤過去のトラウマや育ち方など精神的な面で痛むことも

挿入時の痛みに対する恐怖心だけではなく、元々セックス自体にトラウマを抱えている人も痛みを感じやすくなるでしょう。 かつて日本人は性に大らかで性行為を「まぐわい」と呼び、生命を生み出す神秘的なものとして捉えていました。しかし明治維新以降、西洋人が入ってきたおかげで性行為は不潔で淫らなものだと、キリスト教思想を押し付けられてしまいます。 幼い頃両親に、性的な話は汚らわしいと厳しく言われた人や、逆に両親のセックスを見てショックを受けた人もいるでしょう。 また過去に望まぬ性行為や、レイプ被害に遭った女性は男に対しての恐怖心や、嫌悪感を持っている人もいるかもしれません。 セックスが汚いものだと考えている人は、望まぬ性行為の被害に遭った時、自分が汚れたと悩んでしまう人も多いのです。 このように様々な理由でセックスに対する拒否反応がある人は、挿入時に痛みを感じてしまいます。まずはそのトラウマを解消するため、カウンセリング治療をしてみましょう!

⑥ペニスが巨根

日本人女性の膣の長さは、平均で8~10cmです。直径は平均2~2.5cmで、経産婦は4~4.5cmほどに伸びると言われています。 また日本人男性のペニスは勃起時で、長さが約13cm直径が約3cmです。つまり彼が平均サイズ以上あれば、大きめなチンコと言えるでしょう。 経産婦は膣壁が柔らかく収縮率もあるので、ある程度の大きさのチンコは受け入れやすいです。しかしまだ膣壁が硬かったり、膣のサイズが小さめだった場合、どうしても痛みを感じやすくなるのです。 チンコの大きさに自信を持つ男が多いため、巨根の人はセックスの時ガンガン突いてきやすいもの…。しかしそれでは痛みが増すだけです。 巨根の彼を持つ人は挿入時、腰をすぐに振るのは止めてもらいましょう!まずは膣にペニスの形を覚えさせるため、ゆっくりと挿入したら動かず、ペニスを膣内にフィットさせるまで待つのです。 その間は抱き合い、キスや胸の愛撫をしてもらうと気が紛れるかもしれません。もちろん挿入前にも愛撫をたっぷりしてもらい、アソコをしっかり潤しておくのも忘れずに!

⑦膣内が濡れていない

彼のチンコが小さめでも挿入時に膣が濡れていなければ、いくら経験豊富な女でも痛いです。若いカップルや性的経験の少ない彼の場合、どうしても挿入を急ぎがち…。 瞬間的に性的興奮の高まる男と違い、女は愛撫を始めてから20分後になってようやく性的興奮が始まります。また男は射精時が一番快楽を得られるため、いち早く挿入したくなるのも覚えておきましょう。 更に男女の違いは興奮の仕方にあります。男は視覚で興奮しますが、女は感情と脳内で興奮を感じるのです。そのためには、まずムードを高めてもらいましょう! じっくりと目を見つめ合ってキスをする。ソフトからディープまで、唇と舌を使って気分を高めるキスをします。その間は髪や背中などを撫で、時々耳や首筋もキスしてもらうとゾクゾクして興奮出来るでしょう。 少しだけ焦らしてもらいながら、胸や腰そしてお尻や太ももなど、乳首とクリトリスから遠い場所から愛撫してもらうのがコツ!また乳首やクリトリスも、優しく弱く愛撫してもらうと痛みを感じにくいです。 まずは二人で話し合い、気持ち良い愛撫を研究してみましょう。自分が早く挿入して欲しいと思えるまで興奮を高めると、痛みを減らせるかもしれません。 〇関連記事:女性の全性感帯と愛撫の仕方のまとめ

⑧緊張で力み過ぎると膣の筋肉も萎縮して挿入しづらい

セックスの時に1度でも痛みを感じると、どうしても身体に力が入って構えてしまいます。膣の筋肉も萎縮していまい、愛液も出にくく挿入しづらいため更に痛くなる悪循環…。 まずはよく彼と話し合い、挿入時の痛みに対する不安や恐怖感を伝えましょう。彼が貴女を本当に好きなら、絶対理解してくれます!理解しない男は、とっとと見切りを付けるのが幸せの近道なのです。 抱き合ってキスしながら、互いの温もりを感じ合ってリラックス。ムードを高めるために、ゆっくり優しく愛撫してもらい、アソコをたっぷり濡らして下さい。 逆にチンコに対する恐怖心を無くすため、貴女が彼を愛撫してあげてもいいでしょう。挿入時に痛みを感じるため、チンコは物凄い硬い感覚があるかもしれませんが、手や口で触ってみると案外柔らかいものです。 まずはリラックスするために、いちゃいちゃをたくさん楽しみましょう!互いの信頼が一番、身体の力を抜いてくれるのです。

セックスで挿入すると「膣の奥」が痛む3つ理由と対処法

膣の奥が痛い場合は、病気の可能性も考えられます。初体験からずっと痛いなら骨盤や、膣の狭さなどが原因が考えられるでしょう。しかしある日突然痛くなったのなら、病気が原因かもしれません。 ここでは、「膣の奥」が痛む原因を3つ教えます。思い当たる人は、早めに産婦人科へ行きましょう!

①子宮内膜症で骨盤内の臓器に癒着している

性交痛だけではなく、普段から生理痛のひどい人は「子宮内膜症」の恐れがあります。子宮内膜症は現在20~30代の女性にとても増えているのです。 本来は子宮内腔に出来る内膜が何らかの原因によって、骨盤や腹膜そして卵巣などに出来てしまうのが子宮内膜症。一説には生理の血液が少しずつ逆流するのが、子宮内膜症の原因ではないかと言われています。 栄養状態の良くなった現代女性は初潮も早く、晩婚化が進んだ今生理の回数が昔の人より多いです。その分排出されなかった内膜が残され、周囲の組織と癒着してしまいます。 寝込むほど生理痛が酷いまたは生理の血が多過ぎるなら、すぐに産婦人科へ行きましょう!軽い場合はピルなどの投薬で済みますが、癒着が酷い場合は卵巣や子宮などの摘出手術になる可能性もあります。

②クラミジア感染症など性病の可能性あり

細菌の一種である「クラミジア・トラコマチス」に感染し発症するのが、クラミジア感染症です。菌の保有者とキスしたり、セックス中の粘膜接触によって感染します。 そのため、処女と童貞同士のカップルでは感染はしません。しかし複数の人と性行為をした人や、「元カレ・カノ」が保菌者だった場合は感染してしまうのです。また母親が保菌者の場合、産道から感染していまう場合もあります。 現在10~20代の若い女性に感染者が増えていますが、厄介なのは約80%の女性は無症状のため自覚出来ません。 しかし下腹部の痛みや、おりものの色と臭いに変化がある場合は、クラミジア感染症の可能性が高いです。また淋病やカンジダ膣炎、膣トリコモナス症でも、性交痛を感じやすくなるでしょう。 おりものがいつもより臭く、黄色や緑色になった場合は、すぐに産婦人科へ診察してもらう必要があります。抗菌薬の服用で治りますが、二人で一緒に治療して下さい。 〇関連記事:愛液が白いのは病気?おりものとの違いや色で分かる症状診断

③卵巣腫瘍の疑いがある

性交痛を感じる病気としては、子宮内膜症が原因で卵巣と癒着した「チョコレートのう腫」の他に、「卵巣腫瘍」の可能性も考えられるでしょう。 卵巣腫瘍は未だ原因が分かっていませんが、受精していない卵子が何らかの原因で細胞分裂を始める現象と言われています。 10代の女性から閉経後の女性まで患う恐れがあり、最近お腹が出てきたなぁ…と感じる人は注意が必要かもしれません。この病気はお腹が大きくなるまではあまり症状がなく、最悪の場合は開腹手術になります。 性交痛の他にお腹のハリが長く続き、下腹部がどんどん大きくなって便秘も続くようであれば、卵巣腫瘍の可能性があるかもしれません。 放置していると突然卵巣破裂する恐れもあり、卵巣の根本が捻じれる「茎捻転」にもなり、ある日突然激痛に襲われることも…。 何れにせよ、不安なら速やかに産婦人科へ行きましょう!早いうちであれば腹腔鏡手術で、開腹しなくても済みます。

セックスの挿入で痛む場合はまず病気を心配しよう!

セックスの挿入で痛いのは、女にとってとても辛いもの…。愛する人のスキンシップも減り、将来子供を持つ夢すらも失ってしまいます。また女としての自信も無くし、一人で悩んでいる人は多いでしょう。 しかしその原因の裏には、自分の健康を害する病気が隠れている可能性もあるのです!出産経験の無い人にとって、産婦人科はとても敷居が高いもの…。ただ最近は女医さんも増え、妊婦とは別に通える「レディースクリニック」も増えてきました。 性の悩みや不安を聞いてくれる場所もあり、一人で悩みを抱えているなら思い切って一度受診をしてみましょう!性交痛の痛みや不安の原因を早期に見つけ、大好きなパートナーと幸せなセックスを楽しんで下さい。 以上、風俗部編集部からのお届けでした。 ◯関連記事 ・○○女性の初セックスは好きな人でも77%が感じない!原因と改善方法とは○○恋人とのセックスでよくある悩み6選|男女の違いを理解して愛を育もう